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第462章

セバスチャンは彼女を掴み、最も離れたソファを指差した。「あなたはそこに座りなさい、私から離れて」

モリーは不満そうに口を尖らせたが、素直にそこへ向かった。

しばらくして、モリーが注文した誕生日ケーキが届き、セバスチャンはそれを受け取りに行った。

ケーキの上には繊細な小さなカードが置かれており、明らかに誰かが意図的に置いたものだった。

彼はカードを手に取り開いた。そこに書かれていた内容を見ると、彼の怒りは一瞬で消えた。

それはモリーの筆跡だった。彼にはすぐにわかった。「愛しいセバスチャンへ、お誕生日おめでとう。喜びと笑いに満ちた一日になりますように。私たちの愛が日々強くなりますように。...