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第328章

パトリックは言った。「横になって。爪を切ってあげるよ」

「いいえ、自分でできるわ、ハニー」ヴェラはパトリックに何から何まで世話をしてもらいたくなかった。

しかし、パトリックは優しくヴェラをベッドに寝かせ、引き出しを開けて爪切りを取り出した。「君は妊娠してるんだ、前かがみになれないし、お腹に負担がかかる。僕が切ってあげなければ、誰がするの？」

ヴェラは優しいパトリックを見て、感動し、這い寄って彼にキスをした。

情熱的なキスではなかったが、愛情に満ちていた。

「ハニー、これからは良いことをしていきたいわ。神様があなたを私に送ってくれたことに感謝したいの」

パトリックは横目で彼女を見た。...