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第605話

アリックが戻ってきて、私の唇に優しくキスをする。

「君は乗り越えようとしてる...一日中ふさぎ込ませたけど、もう僕が主導権を取るよ。シャワーを浴びて、ちゃんとした夕食を食べよう。それからジャネッタがベッドシーツを交換し終えたら、映画を見て一緒に寝るんだ...普通の夜のように。拒否は聞かないからね。気分が乗れば、セックスもいいけど」

「セックスがこうさせたのよ」

「ああ、でももう終わったことだ。だから状況が悪化するわけじゃない。それに、セックスはいつも二人の気分を良くするだろう」彼は私の服を頭から脱がせ始め、髪をかき上げてもう一度純粋なキスをする。

「セックスなんて望んでないわ。もう少し落ち込ん...