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第600話

「馬鹿げてる…私、妊娠なんてしてないわ」

「ここの部分におしっこをかけて、蓋を戻すんだ…手伝おうか?」

「本当に?おしっこを棒にかけるのを手伝うって?」私は彼に眉をひそめると、彼はなんとなく肩をすくめた。バカみたいな時間にこの忌々しいものを買いに行ってから、彼はもうやれと絶え間なく私にせがんでくる。私はただベッドに入って一人にしてほしいだけなのに。

彼は説明書を十二回は読んだと思う。私は乱暴に彼からそれを奪い取り、目を転がした。

「あなたがテストすればいいんじゃない?時々、この関係の中で女の子なのは絶対あなただと思うわ」私はイライラして彼に息を吐きかけ、もうこの話題にうんざりして、バスルームに...