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第594話

自分でこんなことをしてしまう理由がわからない。時々こういう気持ちが湧いてきて、ここ数ヶ月の出来事があったにもかかわらず、まだ不安を感じるほど自信がないのだと思う。自分が異常で、壊れていて、吐き気を催すような存在なのではないかという不安。

「すごいフリークだね」彼はいたずらっぽくウインクする。

「冗談じゃないよ、アリー。私が時々あなたを傷つけるようなことをするのは変だと思わない?」

時々というより頻繁に、引っ掻いたり、噛んだり、押し倒したり。セックス中に彼を平手打ちしたこともあるし、彼に私を縛らせて、後ろから犯しながらお尻を叩かせたこともある。激しければ激しいほど良くて、そういうセッション...