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第509話

「なぜ?...自分の名前が僕の体についているのが可愛いと思わない?わざわざ君の子供っぽい手書き文字で入れたんだよ。個人的なソフィーマーク、本物そのもの」彼は笑顔を向けてくる。イライラするくらい可愛い表情で、本気なのかどうか全く見分けがつかない。でも私はだんだん彼が本気だと思い始めている。

「いやぁ...それって変だと思うわ。それになんで足なの?」私は反論する。もうメロメロな感情的な状態ではなく、彼がそんなダサいことをするなんて本物のバカなんじゃないかと思い始めている。可愛くなんかない、ただ変なだけ。

「だって、おもちゃの所有権を主張するのはそうするものだろ。あの映画、暗記してると思ってたけ...