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第45話

「くそっ！」

「酔うと触りたがりになるんだな？」彼は私の指を掴んで押し下げる。誰かを触りたがりと呼ぶなんて、彼こそ厚かましいわ。

触りまくりのカレロ氏！

「あなたは触りたくなる顔をしてるのよ」私は微笑むけど、めまいが強くなってきたので、おさまるかどうか静かに横になることにした。薄暗い光の中で彼の緑の瞳を見つめながら、彼が何を考えているのか不思議に思う。彼の目は気分によって色が変わることに魅了されている。時には暗くてほぼ茶色になり、また別の時には淡くてほぼアクアブルーになる。普段は非常に明るい、ほぼエメラルドグリーン。私はそんな時の彼の目が一番好きだ。

「うーん」彼は奇妙な表情で私を見つめ、まだ...