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第388話

私は数時間部屋の中をうろついていた。ベッドに座り、リメイクしたジーンズをデニムスカートに変身させるため装飾を縫い付けながら、内側の感情に苛立たないよう努めていた。半分は自分を楽しませるため、もう半分はアリックを怒らせるためだ。前のスカートをアンバーのアパートに置き忘れたままにしたことへの仕返しでもある。子供っぽい部分が何とかして勝ちたがるんだ。自分のためにならないほど反抗的だ。

昔は暇な時にこういうことをよくやっていた。服をカスタマイズしたり、必要だと思うものに装飾を加えたり。針を動かすところを見つめ、きれいな小さな縫い目が形作られていくのを見ると、心が落ち着く。こんなに懐かしく感じるなんて...