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第353話

恐怖で一時的にショックを受けた私の体は動けなくなり、彼の荒々しい手が背後から私の胸を痛々しく残酷に揉みしだき、壁に押し付けられたまま身動きができない。

私の心は十代の頃の恐ろしい暴行の記憶と、シカゴで彼が私に対して振るった権力へと駆け戻る。体は意志に反して震え、心は絶えず私の中にある奇跡と、どんな困難があろうとそれを守りたいという母性的な欲求へと走り続ける。もはやこれは私だけの問題ではない。これから起きることから子供を守るための力を見つけなければならない。

彼は数ヶ月前に、そして私が十代だった頃に拒んだものを奪おうとしている。ジェイクが彼を殴ったことへの仕返しだ。彼は私の体を性的に蹂躙し、...