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第603話

イーサンは突然頷いた。聖なる木を取引材料として使うことが正しい動きだと気づいたのだ。

「イーサン、私の聖なる木を他の誰かに渡したの?私はどうなるの?」エンジェルは意識の海で不満を漏らした。かなり怒っているように見えた。

「エンジェル、どうせ今は使えないんだから、最も効果的な場所で使った方がいいだろう。それに、彼女に貸しているだけで、あげたわけじゃない。彼女が使い終わったら、取り戻すよ。レディースギルドが俺の物を横取りするとでも思うのか?」イーサンは彼女を落ち着かせようとした。

「知らないわ。もし私がレクイエムタワーを出られるようになった時に聖なる木がなかったら、あなたの魂で私の魂を養うわ...