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第578話

「本気で言ってるの、フランシス?グランドマスターがただそんな宝物をあなたに渡したって?」パトリシアは鼻で笑い、目を回した。

「好きに思えばいい。なぜ君たちのような いじめっ子たちに時間を無駄にしなきゃならないんだ?」イーサンは軽蔑の念も隠さずに言い返した。

「それで、どうする?あの珠は特別なものに見える。本当に戦うのか?」アンブローズはパトリシアに心配そうに囁いた。

「もちろん戦うわ。他に何のためにここにいるの?これを冗談だと思ってるの?あの珠がどれだけ強力でも、初期マスターレベルの持ち主の手では、どれほどのことができるというの?私たちは八人の後期マスターレベル。勝てるわ」パトリシアが答...