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第555話

マルコは突然ひらめいたかのようにレオの腕を引っ張った。「おい、頭おかしいのか？アンジェラをRDクラブに連れて行くの？あそこを仕切ってる連中のこと忘れたのか？」

「アンジェラは大人だぜ。行きたくないなら、俺に止められると思うか？」レオは目を回しながら言い返した。

マルコは唖然として口をポカンと開けたままだった。

イーサンは彼らの会話を耳にした。彼はアンジェラを見たが、彼女は無表情で一言も発しなかった。彼女はただ後部ドアを開け、イーサンは何も言わずにアウディの後部座席に滑り込んだ。

「聞いたわよ、あなたが初めてエバーグローに来た時、クロエを奪うためにミラー・アシュフォードの婚約パーティーに...