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第517話

タイラーと仲間たちにとって、死の瀬戸際でイーサンに出会ったことは、まさに宝くじに当たるようなものだった。

彼らが持っていた聖なる木材？完全に時限爆弾だった。しかし彼らは敵に渡すくらいなら死んだ方がマシだと思っていた。イーサンに渡すのは当然の選択だった。さらに、イーサンはタイラーにレベルアップのための「活力渦巻き丹」を投げ渡し、彼らは皆、とても感謝していた。

「いや、これは公平な取引だ。礼を言う必要はない。今夜はゆっくり休め。俺は明日出発する」イーサンは宿に向かいながら言った。

タイラーと仲間たちはイーサンが去っていく姿に深々と頭を下げた。そして誰かがタイラーに尋ねた。「タイラー、部屋に戻...