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第512話

「よう、エンジェル、俺がここに入れたのはレクイエムの塔のおかげか？」イーサンは再び塔の精霊に確認せずにはいられなかった。

「いや、私のおかげよ。制限は私には効かないし、あなたは今私のホストだから、特権も一緒についてくるのよ」エンジェルは真剣な様子で言った。

イーサンはそれに反論できなかった。もしそうなら、彼は本当に彼女のおかげで得をしたことになる。

振り返ってみれば、彼は純粋な善意からエンジェルを助けることに同意したのであって、塔を手に入れたり制限を回避したりすることは期待していなかった。

「お前らはここで待っていてくれ。今は中に連れていけないんだ」事情を理解した後、イーサンはエルマー...