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第470話

イーサンがトレバーとビバリーが本当に相性が悪いのかどうか考えていたちょうどその時、トレバーは振り向いて彼に何かを手渡した。

「これは一体何だ?」イーサンはトレバーの手の中のものを眺めながら目を細めた。それは山の形が描かれた金属のプレートだったが、文字は何も書かれていなかった。

「ただ受け取れよ」トレバーは無表情で言った。

イーサンはようやくそれを手に取った。その金属のプレートは温かく、まるで金属ではないかのようだった。

「これは神々の印だ」トレバーはイーサンの目に浮かぶ困惑を見て言った。

「神々の印?」イーサンは眉を上げた。

「ああ、レイモンドが誰かに持たせてきて、お前に渡すように...