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第365話

彼らがカフェを出て車に乗り込むと、イーサンとジノはケニーが中に駆け込むのを見た。

「ケニーは厄介だぞ」イーサンはジノに警告した。

「どうでもいい、彼が何を考えようと気にしない」ジノは肩をすくめた。

「胸の内を吐き出して気分は良くなった？」イーサンはジノの肩を叩きながら尋ねた。

「特に良くなったわけじゃない、ただ溜め込んでいたものが少なくなっただけだ。キャスパーがサンリッジに戻るんじゃないかと心配だ」ジノは心配そうにカフェを見やりながら言った。

そのとき、ケニーがキャスパーを抱えて出てきて、彼女を自分の車に乗せると、急いで走り去った。

「安心しろ、ケニーは彼女をサンリッジに戻らせない...