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第355話

「お前たちは話を続けろ。なぜ私を監視する必要がある?私はここで時間を無駄にしているわけではない!」アスラ・ブラッドハンドは嘲笑うと、暗いエネルギーの雲の中に消え、北へと向かった。

「レイモンド、まずは彼に対処しよう。ここのことは任せたぞ!」五人の執事長老たちはレイモンドに告げると、アスラ・ブラッドハンドを追いかけた。

レイモンドとフェニックスはアスラ・ブラッドハンドが去っていくのを見つめ、無力感を覚えていた。

彼らは極端な手段を取りたくはなかったが、アスラ・ブラッドハンドはもはや救いようがなく、彼らが望んでも彼の弁護をすることはできなかった。

「レイモンド、フランシス、聞いてくれ。二十...