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第23話

ダリア

「ねえ」と、ノアのメッセージボックスに挨拶を打ちながら、顔にはばかげた笑みを浮かべていた。でも送信ボタンに指を動かそうとしたとき、私は一瞬止まった。「...ねえ?...マジで?」と、画面に表示された文字を見つめながら呟いた。数秒間じっと見つめた後、私はそれを削除した。

頭を後ろに投げ出して、イライラしたように唸った。朝起きてからずっと、ノアに何をメッセージすべきか考えていたのだから。昨夜も彼のことばかり考えていて、そしてそれらの思いが私を興奮させていた。ノーマが隣で寝ていなければ、バイブレーターで自分を慰めたいほど興奮していた。今でも、彼のことを考えると体が疼き、欲望で締め付...