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第59章

王は、イザベラを彼の執務室に呼び出した。彼女が入室すると、濃紺のドレスを着て美しく姿勢良く立っていた。王は召使いや書記官たちに退出するよう手で合図し、部屋はすぐに空になり、二人だけの空間となった。重い扉が閉まり、静寂が二人を包み込んだ。

一言も発せずに、彼は彼女に向かって歩み寄り、その目は意図に満ちて暗く輝いていた。彼は手を伸ばして彼女のドレスの肩ひもを引き下ろし、布地が彼女の肩からすべり落ちた。彼の手は荒々しく貪欲に彼女の胸の柔らかな肉を揉みしだき、つまみ、その触れ方が彼女の内に炎を燃え上がらせた。

イザベラは息を呑んだ。驚きと欲望が彼女の感覚を満たしていた。「陛下」と彼女は震える声で言...