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第32章

イザベラが立ち上がり麻のカバーを脱ぐと、王の視線が彼女の露わになった姿に留まり、懐かしさが彼を包み込んだ。彼女が水の中に入る優雅な動きは、以前の出会いの記憶を呼び起こした。

王は意図的でありながらも自然な動きで、他の側室たちの腕から身を解き、今や彼の注意はイザベラだけに向けられていた。彼らの間の距離を縮めると、王は身を乗り出し、彼の体が誘惑的に彼女の体に近づいた。

優しくも力強い手つきで、王はイザベラを引き寄せ、彼の両脚の間に位置させた。彼女がその場所に落ち着くと、彼女の肌が自分の肌に触れる感覚が、期待の震えを背筋に走らせた。

王の手がイザベラの体に魅惑的な模様を描くと、最初は緊張と恥ず...