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第604章

託児所の入り口で、ジャスティンとジョーはヘンリーに少し似た背の高い男性を注視していた。

ジャスティンは首を傾げた。「あなたが僕の叔父さんだって?」

イアンはジャスティンの目線まで屈んで微笑んだ。「そう、パトリックさんの代わりに来たんだ」

彼はプレゼントを取り出した。

ジャスティンはプレゼントをちらりと見て、首を振った。「ママは何も本当のことをしていない人は、ご褒美や特別扱いを受ける資格がないって言ってる」

イアンは笑った。「僕は見知らぬ人じゃないよ。ヘンリーの兄だから」

「彼の兄?」ジャスティンは眉を上げて尋ねた。

「ああ」イアンはうなずいた。

「それでも、パパが怒るから一緒に...