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第570章

「イーサン、いつになったらカリナンを手に入れるんだ?」トムがうるさく言った。

イーサンは彼に一瞥をくれた。「ハワードが死んだらな。祈り始めたほうがいいぞ。必死に祈れよ」

トムは顔をしかめた。「俺の祈りが彼を殺すとでも思ってるのか?」

「お前の祈りは子供の頃からピンポイントだったじゃないか」イーサンは真顔で言った。

近くにいたジャスミンが吹き出して笑った。

トムは彼女を睨みつけた。

イーサンは彼女を引き寄せた。「誰を睨んでるんだ?目をなくしたいか?」

トムは引き下がり、二人の後ろをついていった。「すまない」

脇にいたリアムは笑いを堪えようとし、肩を震わせていた。

ジャスミンに反...