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第492章

ジャスミンは歩み寄り、デザートをテーブルに置いて微笑んだ。「デボラ、食べる?」

デボラは驚いた。ジャスミンはいつも彼女に冷たかった。なぜ突然態度が変わったのだろう?

何か違和感があった。

デボラが黙ったままでいるのを見て、ジャスミンは付け加えた。「お姉さん、ラテを持ってきたわ」

デボラは眉をひそめたが、すぐに笑顔になった。「ダイエット中だから、遠慮するわ」

「でも」デボラはケーキをちらりと見て、「イーサンは乳糖不耐症よ。これを食べたらお腹を壊すわ」

イーサンはケーキを手に取り、言った。「それは何年も前の話だよ。今は大丈夫」

デボラは笑った。「あなたってほんと頑固ね」

そして彼女...