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第762章

「別館の奥に医療室があるはずでは？」ミカは冷たい視線でダリアを遮った。「何を考えていたんだ？」

「ごめんなさい。私が間違っていたのは分かってます」ダリアは頭を下げ、それ以上は何も言えなかった。

「何を騒いでいるんだ？」後ろからクレメンス老人の声がミカに向けて聞こえてきた。「患者の休息を邪魔するな。話があるなら書斎に来なさい」

ミカは非常に苛立っていたが、それでも一階の書斎へと従った。

ダリアは不安そうだったが、アンドリューは彼女に心配しないよう身振りで示した。

書斎でミカは怒りをあらわにして問いただした。「後ろの別館にいることで合意したはずだろう？誰かを療養のために連れてくることには反対しない...