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第1498話味方か敵か

サイラスがそう言うのを聞いて、ライアンはようやく安堵のため息をついた。彼は振り返り、ライランが応援を連れて現れるのを待った。

大きな決戦の瀬戸際にいるような感覚だった。全員が緊張し、これから始まる戦いに備えていた。

セイディーは冷静さを保ち、相手に利用されるようなパニックの兆候を見せないよう、自分に言い聞かせていた。

しかし病院に足を踏み入れると、思わず足早になっていた。あの人が本当にマイカなのか確かめる必要があった。

彼女の心は希望で満ちていた。マイカであってほしい。たとえその背後に大きな陰謀があったとしても、彼女は気にしなかった。ただ彼が生きていて、元気でいてくれることだけを願って...