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第1357章

マッソンの目が大きく見開いた。「待って、あなたのお母さんはトリスタンの叔母なの？僕の父がよく彼女のことを話していたよ。当時、彼女はビジネス界で大物だったんだ」

セイディーは本当に驚いた様子を見せた。「本当？誰も母がビジネスに関わっていたなんて教えてくれなかったわ。家族のことには関わっていなかったと思ってたのに」

マッソンは頭を振り、明らかに感心した様子だった。「そんなはずないよ。ジェイムス家の人間は皆、ビジネスの天才だ」

「トリスタンは一度も言わなかったわ」セイディーは少し苦々しさを滲ませた声で言った。トリスタンのことを考えると、いつも胸が重くなった。

マッソンの表情が真剣になった。「...