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第1280章

「私もです」とドナが声を上げ、一枚の葉っぱを手に取り、素敵な蝶の形に折りました。

「これは私のだよ」とエマが真剣な表情で言い、自分の葉っぱをジェシーに手渡しました。「大切に持っていてね、なくさないでよ」

「この葉っぱたち、お日様みたいにきれい。パパにお日様を届けなきゃ」とメアリーが無邪気に見上げて言いました。「そうすれば、パパは寒くないよ!」

セイディーは涙ぐんでいました。トリスタンが子供たちの愛を感じて、無事に帰ってくることを願っていました。

「ありがとう、みんな」とジェシーは言い、注意深く葉っぱをポケットにしまいました。「心配しないで、ジェームズさんにちゃんとお日様を届けるからね!...