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第1260章

「ありえないよ」ジョーは突然バネのように飛び上がって叫んだ。「結婚式は明日だって決まってるんだ。みんなもう来てるのに、なんで急に変えるんだよ？」

「黙りなさい」アマンダは怒りを滲ませた声で言い返した。「私たちが決めたことよ。あなたに発言権はないわ」

「お父さん！」ジョーは震える声で懇願した。「トリスタンがいないからって何も変わらないよ。彼が現れたらもう一度式を挙げればいいじゃないか」

「もういい」クレイグはきっぱりとした口調で言った。「この結婚式は君たち二人のためだけじゃない。王家の評判とルイス家の安全に関わることだ。好き勝手にはできないんだよ」

「そのとおりよ」アマンダは立ち上がりな...