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第1188章

セイディは携帯を握りしめ、不安な気持ちでいっぱいだった。マイカに何かあったのではないかと考え続けていた。彼に電話をかけ直そうかとも思ったが、やめておくことにした。

プライドの高いマイカは、たとえ全てが崩れ去ろうとしていても、自分が苦しんでいることを認めようとはしないだろう。でも、先ほどの彼からの電話は、少なくとも今のところ、彼がまだ元気でいることを意味していた。

彼女は関わらない方がいいと思った。どうせ二人は一緒になれないのだから。

セイディはため息をつき、携帯を置くと、浴槽から出て、ローブを身にまとい、寝室へ向かい、髪を乾かして、ベッドに入った。

しかし、なぜかマイカの顔が彼女の頭か...