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第525話

スコット

レストラン「トレリオズ」に入ったとき、客が一人もおらず、スタッフだけがいるのを見て驚きを隠せなかった。

「彼はレストラン全体を貸し切ったのか？」私はチェンに尋ねた。

「今夜だけよ。5万ドルに加えて、食事代、飲み物代、チップも別。予約をキャンセルした客への無料食事代も払ったわ。こんなの見たことないわ。彼は私が誰かに20ドル渡すような感覚で5万ドル以上使っているのよ。私にはベビーギフトとして2万ドルくれたの。彼がこんなことをするまでは受け取るつもりはなかったけど」

「うわ、マジかよ！」

「本当にね」

その夜はさらに興味深いものになった。彼がイヴリンとレジーナに服を脱がせたのだ。...