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第16話

「硬い木の床ね」と彼女は言った。「膝の下に敷くパッドや枕はある?」

私はちょっと考えた。「ヨガマットなら。取ってくるわ」私は居間へ走っていって、それを持ってきた。

「スコットは毎日同じ時間に帰ってくるの?」リサが尋ねた。

「5時45分の前後15分くらいの範囲で変わることもあるわ」

「どんな風に自分を見せるつもり?」

私はスコットが見せてくれた跪く姿勢をとった。膝を開き、手を後ろで組んで手錠をかけられるような状態で、背筋を伸ばし、口を開けて。「彼の車の音が聞こえるまで、おそらくお尻を踵に乗せて休んでおくわ」

「彼はドアを開けるなり、すぐにあなたを犯すんでしょうね?」

「そうなることを願ってるわ。...