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第18章

ハーパーはコレットのチャリティーイベント以来、あまり眠れていなかった。すでに日曜日だというのに、彼女の脳は目の前で見てしまったアレックスの裸体を消し去ることができないでいた。夜11時、彼女はまだ完全に目が覚めていた。ケンダルはもう隣の部屋でいびきをかいているはずだ。少なくとも6時間はしっかり眠れるはずなのに。

でも、眠れなかった。

代わりに彼女は一晩中起きていて、アレックスとヴァレリーの不適切な行為の記憶にどう対処すべきか考えていた。彼女は机の上でヴァレリーに覆いかぶさるアレックスの裸体を思い出していた。アレックスの頭がヴァレリーの脚の間で動く様子や、ヴァレリーが快感で大きく喘ぐ声を思い出...