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第15話

15. ポルノ

アルファ・ライアン・ダミソン

「社長、それについて報告書を作成しましょうか?」

イーサンは無邪気に言った。その言葉で私の骨が震えた。変身するほど自制心を失っているからではなく、ダコタが私の頭の中で笑っているからだ。俺たちは二人とも、俺たちのメイトが俺たちをからかっていることを知っている。でも俺はマジで怒っている。

部屋の家具を全部壊してやりたい。椅子を壁にたたきつけ、テーブルを窓から投げ捨て、建物中のグラスを全部割ってやりたい。

目に入るのは赤だけだ。

イーサンの頬の赤さ。彼は顔を赤らめている。猿のお尻のように真っ赤に。彼が可愛く見えることが憎いし、...