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第356話

マディソンは衝撃を受け、あごが地面に落ちそうになった。

「グレイスがアイリス?ありえない!そんなの不可能よ!」と彼女はまだショックを受けながら思った。

マディソンは思わず口走った。「彼女がどうしてアイリスなわけ?みんな知ってるわ、アイリスは天才調香師で、いつも謎めいていて。アイリスが顔を見せないからって、誰でもアイリスだって言えるわけじゃないわ」

今でもマディソンには理解できなかった。あるいは、ただ理解したくなかっただけかもしれない。

彼女はいつもグレイスの調香の才能を羨ましく思っていた。グレイスのレシピをいくつか借りただけで、彼女はインターネットで人気者になり、大勢のフォロワーを獲得...