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第24話

(コールの視点)

私は測り知れない痛みの無礼さに、ゆっくりと目を覚ます。思わず叫び声を上げてしまうが、その自分の苦痛の叫びが更なる不快感を引き起こすことに気づく。静かなすすり泣きに落ち着かせるには集中した努力が必要だが、どうにかそれを成し遂げる。

「リラックスするんだ、コール。痛み止めをもらえるように呼び出しボタンを押したよ」

彼の優しくも馴染みのある声に、私は顔をしかめる。

「こんにちは、ムーア先生。どうされましたか?」

スピーカーから聞こえる声を和らげようと耳を覆うと、私は激しく悲鳴を上げる。

「コールが目を覚まして、かなり痛がっているようです。バイコディンの次の投与時間を確認...