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第107話

（コールの視点）

夜中にルルー博士の家を出てから数日が経った。八月は一年で最も暑い月なので、夜間に移動するのが適切だと思われたが、残念ながらそうはいかなかった。安いモーテルの部屋に使える数百ドルはあったものの、チェックインは午後3時、チェックアウトは午前11時だと分かり、とても暑い長い一日を耐え忍ぶことになった。

最初のモーテルにチェックインしたとき、マニラ封筒に入ったたくさんのお金を見つけた。とても控えめに置かれていたので、毛布を引っ張り出したときにやっと気づいたほどだ。感謝こそしたが、それを見つけたことで出て行った罪悪感は十倍に膨れ上がった。デヴェンは私に優しくしてくれただけでなく、大...