守るためのもの

第135話

「彼女に頼んでそれらの写真を撮ってもらったんだ。だから変態なのは彼女じゃなく俺だ。責任を転嫁するのはやめろ。あれは俺たちの間だけの私的な瞬間で、公開するためのものじゃなかった。お前たちの伴侶の裸の写真がネットに流出したらどう感じる？」彼は群衆に問いかけ、低いうなり声が何人かから上がった。

「そうだろう！それに彼女は俺を裏切ってなんかいない、いいか？彼女はヒートの最中で、俺はそこにいなかった。お前たちのような、いつも俺たちを引き離そうとする連中のせいで、俺がそばにいられず、彼女は何時間も苦しまなければならなかったんだ。キスはあったが、それだけだ。俺は既に彼女を許している。他の誰も彼女に恨みを持つ...