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第110話

ヘーゼル

この考えを持っている自分を責めるけど、この熱で冷静さを失いつつある。時間が経つほど、この欲求と欲望が私を支配していく。今考えられるのは、ただ誰かに抱かれることだけ。

デリックが提案したことを試してみようかな。自分で快楽を見つけることができるかも。

ベッドに横たわり、デレクが私と一緒にいることを想像する。彼の硬い筋肉、熟練した指と口。彼のことを考えながら自分を触り、すぐに小さな悲鳴とともに達してしまう。快感が私を包み込み、この絶え間ない欲求がほんの少し引いていく。

でも、その効果は長く続かない。欲求はさらに強く戻ってきて、私をため息をつかせる。

もう一度自分を触り、絶頂に近づいた...