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第85話

ミア

私はパーティーが大好きだった。パーティーの話を聞くたびにいつもワクワクしていた。子供の頃に参加したパーティーの楽しい思い出がたくさんあったが、今ではパーティーと聞くと恐怖しか思い浮かばなくなっていた。

入り口に警備員がおらず誰でも入れるようなオープンなパーティーを恐れるようになったのは、あの闇の魔法使いが現れて以来だった。

アルバートの誕生日がもうすぐで、男の子たちはサプライズパーティーを開こうとしていた。前回起きたことを恐れて、私は彼らを説得しようとしたが、聞く耳を持ってくれなかった。

前回のようなことが繰り返されるのは避けたかった。敵がうろついている中で、ここでパーティーを開...