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第81話

ジョン

私は溜息をついた。休暇を申し出た時、こんな状況になるとは想像もしていなかった。父が兄弟のどちらかと争うなんて、これまで考えたこともなかった。

父は私たちに対していつも厳しかったが、私たちに恨みを持っていたことなど記憶にない。クインとミアが一夜を共にしたことが皆に知れ渡ってから二日が経ち、父はそれ以来怒り続けていた。クインには一言も話さず、挨拶にも応じない。私たちのことも無視していて、それはクインが私たち全員がミアに対してどう感じているかを父に打ち明けたからだとわかっていた。

父が気の毒だった。彼にとっては辛いに違いない。継娘が自分の息子たちの嫁になるなんて、受け入れるのは難しいだ...