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第17話

ミア

私は彼らのうち誰に魅力を感じたのか?その質問に鼻で笑ってしまった。ばかばかしい。自分が愛していると主張する女の子にそんな質問をするのは、どんな人間だろう?もし彼が私を手に入れようとしているなら、私が彼の兄弟たちの誰かを気に入っているかどうかなんて、なぜ気にするのだろう?私に言わせれば、それは愚かなことだ。

そもそも、彼が愚かかどうかなんて、なぜ私が気にするのだろう?まるで私が彼に恋愛対象として追いかけてほしいと思っているみたいじゃないか。

そんなこと、敵にさえ望まない、ましてや自分自身には。安全で印をつけられていないと分かったので、ベッドに戻って平和に眠りについた。

翌日、昼食後...