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第47話

ルアラの視点

私の狼は喜びに浸り、喉の奥から響く伴侶の欲望に満ちた唸り声を楽しんでいた。体中に熱が駆け巡り、体温が上昇していく。彼の触れる手が待ち遠しくてたまらない。

彼の腰をきつく掴んでいた手の力は緩んだものの、小さな官能的な円を描くように私の脇腹を撫で続けた。ブライアンが首筋の繊細な肌を吸い、マークを軽く噛みながら甘噛みすると、思わず小さな喘ぎ声が漏れた。

お腹の奥に温かい感覚が広がり、全身を駆け巡る快感に火照っていく。

私の感情は肉体と狼の両方に縛られていた。どちらも伴侶に身を委ね、完全に結ばれることを切望していた。熱が耐え難いものになってきて、彼の下でもじもじすると、私は彼の背...