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第210話

ダヴィナの視点

ふぅ。あれは盛りだくさんだった。ツアーの最初の30分くらいしか頭に入ってなかったと思う。でも少なくとも施設内のジムがどこにあるかはわかった。今は自分の部屋に戻ってきたところ。お父さんとはさよならを言った。彼は評議会や最近の出来事について追いつかなければならなかったから。

携帯を充電につないでから、座ってクレイヴンが今朝早く持ってきた仕事リストを見てみる。施設内の仕事リストを下に見ていき、職種を軽く目を通していく。

「キッチンアシスタント、庭園整備、メイド補佐...ここでは誰も肉体労働をしたがらないの?」ため息をついて、市内の仕事リストに移る。あるものが目に留まった。

「...