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第173話

ラカリの視点

ランチ

私は今ダリウスの背中に乗っていた。だって歩くのが面倒だったから。

「ラカリ、本当に軽いね」

私は微笑んだ。

「そう言ってくれて嬉しいわ」

彼はカンティーンに入り、いつもの私たちのテーブルに向かって歩いた。私は彼が座れるように彼の背中から飛び降りて、彼の膝の上に座った。

「自習の時間はどうだった?というか、邪魔されないイチャイチャタイムって言うべきかな?」

私はライルの皿からフォークを取って、それをクリスに投げつけた。

「黙りなさいよクリス。あなたとサムも3時間目に自習だったでしょ。偽善者」

彼は私にウインクして、私は笑い、ライルを見た。

「ねえライル、あなたとクリス...