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第170話

ラカリの視点

「ダリウス、シャリーズはどこ?」

「パックハウスの別の場所だけど、なぜ?」

「今日彼女を連れ出したいんだ」

「なぜ彼女だけ?」

「わからないけど、彼女と何か繋がりを感じたから、一緒に出かけたいんだ」

彼は微笑んだ。

「僕も一緒に行っていい?」

「パックの仕事があるんじゃないの?」

「うん、でもライリーに任せられるし、君と過ごす時間が欲しいんだ」

私は微笑んで彼の首に腕を巻き付け、彼は私の腰をつかんだ。

「それは素敵ね」

彼は微笑み、軽く唇にキスをした。

「じゃあ、シャリーズを探しに行こう」

私はうなずき、彼の首から腕を外して、代わりに彼の手を取った。そうすればパックハウスを歩い...