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第168話

ラカリの視点

「ダリウス」

「はい、ラカリ？」

「何してるの？昨日からずっと静かだけど」

彼はため息をついて髪に手を通した。

「ただすごくイライラしてるんだ。あいつを捕まえるところだったのに、今はそのクソ野郎が自由に逃げ回ってる」

「私もあの人を軽蔑してるけど、あなたがこれ以上やりすぎるのは望んでない」

「お前が何を望もうが知ったことか。奴には俺の持つ最悪の方法で償わせる」

「私の望みなんて気にしないの？それは知っておいて良かったわ」

「ベイビー、そういう意味じゃないって分かってるだろ」

「あなたは落ち着いて、自分を整理してから、また私と話すべきだと思うわ」

私が彼の書斎...