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第164話

ダリウスの視点

学校。ラカリと一緒に過ごせる時間がほとんどない6時間。今日は彼女と3つの授業しか一緒じゃないけど、彼女が今日あんなにセクシーな姿だと、授業に集中するのはすごく難しいだろうな。

車の助手席にいる彼女をちらりと見ると、僕の目はすぐに彼女の脚、あの長くてセクシーな脚に向かった。

「道路を見てよ、ダーリン」

僕は道路に視線を戻したけど、目の隅から彼女がニヤリとしているのが見えた。

「今日わざとそのドレスを着てきたんだろ?」

「今日は驚くほど暑いのよ。タートルネックのセーターとジーンズを着るわけにはいかなかったでしょ?」

僕は笑った。

「そうだけど、他の男子たちが君を見つ...