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第142話

ラカリの視点

「ノックくらいしたら?」

「俺の家だぞ」

「そうだけど、ここは私の部屋だよ。男ってほんと!」

俺は笑った。

「気づいてなかったのか?俺は男だぞ」

彼女は下唇を噛んで恥ずかしそうに目を伏せた。次の瞬間、俺は彼女の上に覆いかぶさり、彼女を押さえつけていた。

「そういうことはしないでくれ」

彼女が下唇を噛む姿があまりにもセクシーで、俺の目は今頃真っ黒になっているだろう。彼女に対する欲望が募る。

「やめられないの」彼女は震える声で言った。

「緊張したり恥ずかしくなったりするといつもこうなるの」

彼女がまた唇を噛むと、俺は小さく喘いだ。それが彼女を興奮させたようで、彼女の目も黒く...