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第722話あなたは私の赤ちゃん

「あなたは私のベイビーよ。どうして笑ったりするっていうの?」ダイアナは運転を続けながら、慈しむような笑みを浮かべて言った。「ただ、今のあなたがちょっと可愛いなって思っただけ」

あまりの可愛さに、車を停めて彼の髪をくしゃくしゃにして、キスをしたくなるほどだった。

キャスピアンは眉をひそめた。

しばらくして、彼は言った。「俺は可愛くない」

「俺は君の彼氏で、未来の旦那なんだぞ」完全に酔っぱらったキャスピアンは、ダイアナに素の自分をさらけ出した。「可愛いなんて言わないでくれ」

「じゃあ、ハンサムって呼んでもいい?」

「うん!」

子供のように振る舞うキャスピアンを見て、ダイアナの心は和ん...