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480話

「チャールズ」とブライアンが突然切り出した。

チャールズはちらりと見やり、相変わらずの無関心な表情を浮かべていた。

ブライアンは唇を噛み、一瞬躊躇してから言った。「おい、心療内科に行けよ。良かったら、無料で紹介してやるぞ」

「いや、大丈夫だ」

「必要なのはわかってるだろ」

「ランスロットさん、一度試してみてください」

ゲッセルから戻ってから、マークにはチャールズが精神的に崩れていくのが手に取るようにわかっていた。

「催眠療法はもう効かなくなってる」とブライアンは単刀直入に言った。「精神的な問題には精神的な解決法が必要だ。頭の中を整理すれば、他のことも全部うまくいく」

「大丈夫だ...